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南仏ローヌの毛利家?3本の矢でがんばるドメーヌ

20世紀後半、素晴らしい自然派ワインとして知られたローヌの造り手『エドモン・ビュルル』は
21世紀に入って間もなく、2004年に惜しまれながらも他界しました。
そしてこのドメーヌを継いだのが、次男と三男。
しかし父の存在があまりに大きかったのか、次第にワインは輝きを失っていったように感じられました。
そんな理由で、しばらくの間私も扱っておりませんでしたが、久しぶりに試飲する機会がありました。
「あら~。美味しいじゃない!」と品質の高さにビックリ!

Cotes du Rhone '11 Burle
 コート・デュ・ローヌ  ビュルル ¥4,500
ビュルル_ローヌ
聞くところによれば、家を出ていた長男も戻り兄弟三人で頑張っているとのこと。
「父の意思を継ぎながらも、自分たちの個性を」と熱く語ったそうです。

兄弟三人の力を合わせて、家(ドメーヌ)を盛り立てる。
まさに『毛利家、三本の矢』ドメーヌ。

今日のお勧めはエントリークラスのコート・デュ・ローヌですが、
充分に彼らの哲学が伝わってくるような気がします。

菫のような香り。しっかりした骨格。黒いベリーを思わせる果実の凝縮感。
価格を超えた、ポテンシャルです。

葡萄も「グルナッシュ」「シラー」「サンソー」。
三種のハーモニーが南ローヌのクラッシックを奏でます。

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