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香りの記憶 Ar.Pe.Pe(Valtellina)

昨晩は午前2時過ぎの帰宅。
雨音がだんだん激しくなり、本を読む気にもなれず、
一人、ワインを開けた私。

アールペペ

Rosso di Valtellina '06 Ar.Pe.Pe
 ロッソ・ディ・ヴァルッテリーナ アール・ペ・ペ ¥6,000

ゴブレットに注ぐと、オレンジがかった透明感のある表情。
香りは閉じて、開こうとしません。
あわてて、バカラのワイングラスに移し変え・・・グラスをそっと回します。
「しばらく置くか」と呟いてはみたものの、他にやる気が起こらないので仕方なく、
ちびり、ちびりと・・・
1/3程呑み進んだときフッと綺麗な香りが横切りました。
懸命に鼻腔を広げ、探ります。
少しほこりっぽい香りの中に染料の香り、そして甘い香りが優しくよぎって・・・
「・・・ピアノの先生の家の香りだ。」
9歳の頃から通っていたお家は、先生の御両親が営む「衣料店」。
「ほこりっぽさ」と「染料」の香りはそのお店の中を通していただいたときに、
そして二階に上がると「甘い香り」が。
まだ学校を卒業して間もない若き先生は、三姉妹の長女。
一番下の妹さんはまだセーラー服を。
不純にも、いい香りに惹かれ、ついには高校一年まで通ったあの日々が蘇ってきました。

その後ワインはまた表情を隠すように閉じて、
「もう寝なきゃ」でタイムアップと、ボトルに詮をしました。
もちろん、良いワインなのですが、本日ご機嫌斜めの様子。

なぜ開かなかったのか? 
もしかしたら、日が悪い?
月齢は26日。まもなく新月を迎える「下弦の月」。
それとも、嵐のような風雨をもたらした低気圧のせい?あるいは両方の相乗効果?

次回は「上弦の月」の時のあけてみるべし。
その前に、今晩に残りのワインが、開いているかも!
そうしたら「大好きな先生と」もっと近くでお会いできるかもしれない。

*私のピアノの先生は、残念なことに三十年ほど前に亡くなられてしまいました。
 とても素敵な女性でした。

コメント

No title

ノスタルジーに包みこむ良い物語を聴かせていただきました。
大切な思い出ゆえに、簡単に開いてしまわなかったことが、
かえって良かったのかもしれませんよ。
「ピアノの先生の家」っていう香りの表現は、すてきです。

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