“ラギォール”?“ライヨール”?ソムリエナイフ考

habitat-logoどちらが本家なのか。
ライヨール

写真 左上が Chateau Laguiole シャトー・ラギオール
    右下が laguiole en Aubrac ライヨール・アン・オブラック

ソムリエはもちろん、ワイン愛好家の多くの方が愛用するソムリエナイフの、
代表機種ともいえる「ラギオール」と「ライヨール」ですが、
どちらが正しい発音なのでしょうか。

フランス北部では、「ラギオール」。南部では「ライヨール」と発音するとか・・・
今は沖縄に移住してしまった、ライヨール村出身のソムリエは「ライヨール」
と発音していたような気がしています。

「ラギ・・」を作っているのは、1850年創業のスキップ社。
古く14世紀から始まり、18~19世紀には刃物文化の中心地として
栄えた「ティエール」にあります。
一方「ライ・・」は牧畜、農業を中心としたライヨール村。
1829年に始まったといわれている現在の形の折り畳み式ポケットタイプの
ライヨールナイフは、ライヨール村が起源とされています。
どちらも、パリの南方。フランスの中心部、オーベルニュ山地に位置しています。
これまたどちらにも軍配は挙がらず。

現在の「ラギ」はスキップ社の当主、サナジェストが1993年、古い歴史と名誉をかけて
名ソムリエと謳われるヴィアリスとの合作として世に送り出した究極のソムリエナイフ。
「ライ」は、1987 年にライヨール社が設立された後、世界的なデザイナー
フィリップ・スタルクが、ライヨールナイフを原型に1995年にデザインしたものだそうです。
これも同じような変遷。

全体のフォルムも似てるし、
なんか、どちらでもよくなってきますね。
「本家~」紛争は所詮水掛け論ですね。

慣れれば、どちらも使いやすい逸品です。
因みに当店のスタッフでは、私のみ「ライ」。他は「ラギ」を使用しています。

さてもうひとつ、ナイフの背面にいるこれ
habitat-logoシンボルマークはどう見ても・・・

ライヨール2

私はずうっと「ハエ」だと思っていました。
確かスペインの工芸品には「ハエ」のマークががあったように記憶しています。
注)英語で言うところの“spain fly”ではありません。スペインのハエは、
  ツチハンミョウ(甲虫)です。媚薬です。知ってらっしゃる方はそうとうに・・・・



ライヨール村は、冬は寒く農閑期ですので、スペインに出稼ぎに行っていたから・・・・
と勝手に思っていました。
「ミツバチ」が正しいそうですが、
「イメージの問題で、ほんとは「ハエ」なんじゃねーの?ハエだよハエ!」
・・・とかんぐり深い私です。失礼しました。

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