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喜界島3 『朝日酒造』訪問記その2

こちらが朝日酒造さんの「貯蔵蔵」です
貯蔵蔵0

貯蔵蔵
(私)「壁板の色がいいですねえ。歴史を感じますね。いつ頃お建てになったんですか?」
(四代目)「まだ、3年程しかたっていないんですよ~。」
(私)「いい色になってるじゃないですか?」
(四)「もう少し時間をかけて、なってくれれば…」
南の島の「台風」の凄さなんでしょうねえ。  

さて中に入りますと
モダンなつくりにビックリ、しかも ピッカピカ
貯蔵蔵2貯蔵蔵3貯蔵蔵4
二階建てになっており、木の床が張ってあります。
柱はなく、この大きなタンクが二階の床を支えています。
天窓からは光が差し込みます。
この天窓は表から見ると三階に見えるところで、
明り取りの他、上部の温まった空気を逃がし、温度調節をします。
でっかい換気扇もついていました。

二階に上がり、タンクを開けてくださいました。
貯蔵蔵6
 「このタンクには、“たかたろう”が入っています」
   柔らかな甘い香りが漂います。
 「たくさんありますねえ。僕の一生分あるんじゃあないの(笑)」
 同じ大きさに見えてもタンクの内容量はそれぞれ違います。タンクごとにリッター数が書いてあります。
 でも、タンクの大きさだけでは、正確な内容量ではありません。

「こんな大きなタンクの中身をどうやって?」の問いに。
四代目やおら取り出すT字の棒が一本。
「目盛りがついていますでしょう。これを使います」
と、タンクの蓋の脇のキャップを開けて差込みます。
貯蔵蔵7
貯蔵蔵8

「酒で濡れた所までを読み、タンクごとに決まった換算表で算出します」
「へ~っ」なるほど、なるほど。

そういえば…
焼酎の蔵で貯蔵用タンク」が全て家の中にあるのって初めて!
気を遣っているんだなあと、いたく感心いたしました。

これにて「貯蔵蔵」の見学は終了。
「喜禎さんありがとうございました~」と表へ出て、建物の脇を見ると
甕
甕(かめ)が沢山あります。
「今は使っていないんですが、もう甕を作る人がいないんで大切にとっておいてます」
「これで、仕込んだら面白いですよね」
「はい、仕込んでみようと思っています。もちろん喜界の黒糖で。」
「いいですねえ。オーナー制にして、仕込みも手伝って…私の甕はどれが良いかな(笑)」
話は弾み尽きることを知りません。

と…やおら、四代目
「まだ時間ありますか? 良ければ私のサトウキビ畑も案内しますが…」

勿論OK「お願いします」見学は「畑」へと続きます。

それはまた次回のお楽しみ。

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