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やってきた 桜 さくら

まだ春早きこの季節。
真っ先に桜を咲かせてくれるのが、このオーストラリアワイン。
Windowrie SAKURA Shiraz '07 Cowra
 ウィンダウリー さくら・シラーズ カウラ、ニューサウスウェールズ ¥7,000

さくらシラーズ2

毎年というわけではなく、良いヴィンテージにのみ造られる、オーストラリアの赤ワインです。
これまでに造られたのは、1996、1998,1999,2003、2005 の五回。
2007年が6回目の『桜咲く』になります。

この『桜ラベル』にはニューサウスウェールズ州・カウラ地区の悲しい歴史と関わっています。
第二次世界大戦中カウラのには捕虜になっていた日本兵が多数居りました。
食事も充分に与えられ、相撲、野球などレクレーションさえもおこなったと言う、捕虜としては高待遇。
しかし1944年、1104人の日本人捕虜が一斉に蜂起、脱走を企てるという事件がありました。
脱走当時、捕虜たちが手にしていたものは、野球のバット、そのへんで拾った木の棒、
それに食事のときに配られたフォークやナイフなど、ほぼ丸腰。
陸軍大将・東条英機が唱えた「戦陣訓」の一説「生きて虜囚の辱めを受けず」の決意の基、
生きるための脱走ではなく、死を選ぶ為の脱走をしたのです。
暴動の結果は、日本側の死者231人、負傷者108人、オーストラリア側の死者4人。
もちろん、脱走成功者はあるはずがありません。
カウラの人々は事件で命を落としてしまった日本兵を手厚く葬り、日本との友好関係を深めるために
本格的な日本庭園や日本文化センターを作りました。
さらには日本人墓地から日本庭園までの5kmの間に約2000本の桜を植え、
毎年桜祭り(10月頃)が行われるようになったのです。
国際理解を象徴する並木道としての桜。この桜をモチーフにしたのがウッドブロック・サクラシラーズのラベルです。
(作家・山田真美氏の作品を基に書かせていただいたものです。)

このような悲劇が、二度と起きませぬよう・・・
戦後生まれの我々も、しっかり胸に刻んで置かねばならないことです。

さくらシラーズ3
 
 さてこのワインですが、
 「桜の花」の可憐な、はかない印象とは裏腹に、
 充分に熟した果実のニュアンス。
 ぼけた感じのない、きりっとした、骨格のしっかりした赤ワインです。
 酸もしっかり。熟成にも耐えうるポテンシャルを持っています。
 
 「でも」・・・「でも」ですよ
 今飲んでも「美味しい~」

 限定商品に付き、少量(1ケース)の入荷です。
 
 春を待たずに、少ししんみりと、
じっくりと飲みたいワインです。

 「世界中が平和で、幸せでありますように」
 と祈りながら。

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