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ワインにはチーズなのか、チーズにワインなのか

habitat-logoチーズはお好きですか?
私、今からは想像も出来ないことでありますが、二十歳になるまではかなりの偏食。
特に小学生の頃は、給食の時間は最も憂鬱な時間。
おかずは勿論。パンもあまり食べられないし、マーガリンを食べさせられて・・・悶絶・・

こんな私を救ってくれたのは、チーズだったのでは。
給食の「Qちゃんチーズ」は少ない楽しみのひとつ。
朝食には、炊き立てご飯の中に、「6Pチーズ」を埋め込んで、とろけたところをぱくりと。
なんで、食に関する仕事をしているのか?
食べることとなると目の色かえてガッツイている、今の自分が不思議でなりません。

そんな私の救世主、且つ、ワインの連れ合いを御紹介。
コース ボーフォール

右手前 Bleu des Coursses ブルー・デ・コース 
左 奥 Beaufor Été ボーフォール・エテ

どちらも、アビタに入荷している、フランス産チーズ。状態も良し、です。

まずは、右側のブルーチーズ。
ブルー・デ・コースは、ルエルグ地方(フランスの南西部)産。
かの有名な世界三大ブルーチーズのひとつロックフォールの弟分といった感じ。
何故なら、製法も一緒で、石灰台地にあいた洞窟の中で熟成も一緒。
違っているのは、原料の乳がロックフォールでは「羊乳」。こちらは「牛乳」。
ピリッときますが、ロックフォールより、クリーミーで親しみやすいのは牛乳だからかな。
甘口のソーテルヌや、しっかりした高級なボルドーの赤に合わせるのが常套。
でも、以外にどんなワインと一緒でも美味しくいただけます。
あえて言うなら、アルザスやドイツのやや甘く感じる白を合わせるのが私のお気に入りです。
味わいが強く感じすぎたら、蜂蜜をかけたり、乾燥イチジクを合わせれば、食べやすくなります。

さて、左のボーフォールはセミハードタイプ。
スイスやイタリアの国境近く、フランスアルプス、ジュラの山で作られます。
牧歌的な景色の中、昔ながらに牛を、夏は放牧。寒い冬は牛舎で育てています。
チーズ名の後半「えて」は6月から10月にかけて放牧され、
ハーヴを含んだ青草をたっぷり食べた牛からとった乳で造られたもの。
通常のものより、味わい深くこくが有ります。
しっかりした白ワインや、果実味たっぷりの柔らかな赤ワインがぴたりとくるでしょう。

Tag : フロマージュ

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