夜な夜なワイン ~ときどきジャズ~
丸の内「エスカール アビタ」 オーナー・ソムリエの徒然
昨日より暖かい予報。でも寒~い!こんな日は濃い赤ワインが良し 【Cahors La Piece】
耳、鼻先、手足の指先が痺れるように冷たくて起きた朝。
テレビをつけると『日本一寒い町』の話題。
北海道の陸別町が紹介されていました。
今年の1/11から連続7日間、国内最低気温を続けたとか…
町のHPにも『日本一寒い町 北海道陸別町』『しばれフェスティバル;人間耐寒テスト』
私には常軌を逸しているとしか思えないのですが、ここまでやれば不幸自慢ではなく、
つらい寒さを逆手に取っての、れっきとした町おこしの話題造り。素晴らしい発想なり!
移住案内にも『寒さと自然は町の宝です』とありますが、
住んでくれよと言われても、丁重にお断り申し上げます。
さてさて、こんな日に飲みたくなるのは濃ーいワイン赤。
(コタツに入って鍋をつついて熱燗も良いなあ)
2008年が終わってやっと入ってきた2009年のこちら
Cahors La Piece '09 Palrange & Illouz ¥5,500

マルベック100%のカオールと言えば、黒のワインとも言われたように濃い色調。
タンニンが多いのですが、果実感もあり美味しいですよ。
昔ながらのと言うよりは、現代的なバランスのとれた味わいになっております。
熱いイメージのワインではありませんが、体の心から温めてくれるような…
そんなワインを今宵アビタでいかが?
テレビをつけると『日本一寒い町』の話題。
北海道の陸別町が紹介されていました。
今年の1/11から連続7日間、国内最低気温を続けたとか…
町のHPにも『日本一寒い町 北海道陸別町』『しばれフェスティバル;人間耐寒テスト』
私には常軌を逸しているとしか思えないのですが、ここまでやれば不幸自慢ではなく、
つらい寒さを逆手に取っての、れっきとした町おこしの話題造り。素晴らしい発想なり!

移住案内にも『寒さと自然は町の宝です』とありますが、
住んでくれよと言われても、丁重にお断り申し上げます。
さてさて、こんな日に飲みたくなるのは濃ーいワイン赤。
(コタツに入って鍋をつついて熱燗も良いなあ)
2008年が終わってやっと入ってきた2009年のこちら
Cahors La Piece '09 Palrange & Illouz ¥5,500

マルベック100%のカオールと言えば、黒のワインとも言われたように濃い色調。
タンニンが多いのですが、果実感もあり美味しいですよ。
昔ながらのと言うよりは、現代的なバランスのとれた味わいになっております。
熱いイメージのワインではありませんが、体の心から温めてくれるような…
そんなワインを今宵アビタでいかが?
『青くないシノン』其ニ 【Domaine Grosbois】
一昨日のブログで、明日に御紹介と言っておきながらアップできず、
誠に申し訳ございませんでした。
さあお待たせ、『青臭くない シノン』ドメーヌ・グロボアの御紹介。
Chinon Cab Franc 100% '09 Dm. Grosbois ¥5800

『グロボア家』はフランス、ロワール地方の赤ワインの主要産地の一つ『シノン』
で1820年から代々ブドウ栽培を生業としております。
現在は創業の「ルネ・グロボア」から数えて7代目の「ニコラ」が当主。

ニコラは歴史ある家業のワイン造りを継ぐことは決めてはいましたが、
大学卒業後すぐには戻らず、『世界ワイン行脚』へと旅立ちます。
1999年からの南仏ミネルヴォアを皮切りに、チリのマイポヴァレー、アメリカのオレゴン、
オーストラリアのハンターヴァレー、そして2005年春。
ニュージーランドでの仕込を終えたニコラは故郷ロワールへ。

戻った彼が初めに取り掛かったことは、収量の低減。全区画を徹底して冬の剪定と果実の間引きをしました。
翌年は前年の結果を参考に、樹の状態を見ながらブドウの量を調整し始めました。

そして「樹を見て聞き、手でブドウと話す」ことを実践しているそうです。
毎日のようにブドウ畑に出ると、一本一本ブドウに「元気かい」「調子が悪いのかい」と。
そして手作業で樹の面倒をみるということ即ち『手当て』をしているのですね。
『健康な樹でありますように』『美味しい葡萄にな~れ』と。

この精神は勿論、醸造にも繋がります。
グラスに注げば、フレッシュな果実の芳香が…
口に運べば、味わいまろやか、従来の『シノン』に対する、
概念はガラガラと崩れていくことでしょう。
(ちょいと大げさ過ぎですね)
まあだまされたと思って飲んでみてくださいな。
<インポーター『W』さんの資料を拝借しております>
誠に申し訳ございませんでした。
さあお待たせ、『青臭くない シノン』ドメーヌ・グロボアの御紹介。
Chinon Cab Franc 100% '09 Dm. Grosbois ¥5800

『グロボア家』はフランス、ロワール地方の赤ワインの主要産地の一つ『シノン』
で1820年から代々ブドウ栽培を生業としております。
現在は創業の「ルネ・グロボア」から数えて7代目の「ニコラ」が当主。

ニコラは歴史ある家業のワイン造りを継ぐことは決めてはいましたが、
大学卒業後すぐには戻らず、『世界ワイン行脚』へと旅立ちます。
1999年からの南仏ミネルヴォアを皮切りに、チリのマイポヴァレー、アメリカのオレゴン、
オーストラリアのハンターヴァレー、そして2005年春。
ニュージーランドでの仕込を終えたニコラは故郷ロワールへ。

戻った彼が初めに取り掛かったことは、収量の低減。全区画を徹底して冬の剪定と果実の間引きをしました。
翌年は前年の結果を参考に、樹の状態を見ながらブドウの量を調整し始めました。

そして「樹を見て聞き、手でブドウと話す」ことを実践しているそうです。
毎日のようにブドウ畑に出ると、一本一本ブドウに「元気かい」「調子が悪いのかい」と。
そして手作業で樹の面倒をみるということ即ち『手当て』をしているのですね。
『健康な樹でありますように』『美味しい葡萄にな~れ』と。

この精神は勿論、醸造にも繋がります。
グラスに注げば、フレッシュな果実の芳香が…
口に運べば、味わいまろやか、従来の『シノン』に対する、
概念はガラガラと崩れていくことでしょう。
(ちょいと大げさ過ぎですね)
まあだまされたと思って飲んでみてくださいな。
<インポーター『W』さんの資料を拝借しております>
青臭くない訳は…年齢じゃあないのよ 【Domaine Grosbois】 浅田尚美さんのFM軽井沢「ヴィタミンジャム」を聴きながら
パソコン、スマートフォンから聴けます。
『VITAMIN Jam』 http://fm-karuizawa.net/
お時間のある方は是非聞いてください。
大人の音楽を楽しめます。しかも今日は尚美さんの『BIRTHDAY ON THE AIR』
ジャンジャン、いかした曲のオン・パレード必至。
さあこのワインを片手にいかがでしょうか
カベルネ・フランのワイン、しかも北の産地ロワールと言えば、
えてして青い香りが支配しており、私は結構苦手なんです。
しか~し、発見しました。美味しい『シノン』
大人の味わい(?)かしらん。
Chinon '09 Dm. Grosbois

ワインの紹介は明日にね。
では、『VITAMIN JAM』で私も楽しんじゃいます!
勿論大人のシノンを飲みながらね…
皆様『バイ・バイ』です。
『VITAMIN Jam』 http://fm-karuizawa.net/
お時間のある方は是非聞いてください。
大人の音楽を楽しめます。しかも今日は尚美さんの『BIRTHDAY ON THE AIR』
ジャンジャン、いかした曲のオン・パレード必至。
さあこのワインを片手にいかがでしょうか
カベルネ・フランのワイン、しかも北の産地ロワールと言えば、
えてして青い香りが支配しており、私は結構苦手なんです。
しか~し、発見しました。美味しい『シノン』
大人の味わい(?)かしらん。
Chinon '09 Dm. Grosbois

ワインの紹介は明日にね。
では、『VITAMIN JAM』で私も楽しんじゃいます!
勿論大人のシノンを飲みながらね…
皆様『バイ・バイ』です。
雪の丸の内 今夜飲むのは…<Camensac 2002>
よくもまあ降りましたねえ。
結構ここ丸の内にも積雪があります。
「皆様、お気をつけて」と送りだし、
さてと何をあけましょうか…
おおそうだ、今晩のお客様に開けたあれが気になる。
Chateau Camensac 2002 ¥6800

開けた途端に、ぼわーっと芳香がやってきて、
えっ?と思っちゃったのでねえ、
飲んでみたくなっちゃったのです。
今、まさに良い感じの飲み頃。
こんなにパワフルだったっけ?
やんわり熟成感のねっとりメルロに、
少し冷たい印象のカベルネのバランス。よし!
まだ少しありますよ。
明日アビタでいかがでしょうか?
心の奥底を握られたあの娘…いやワイン 【Arianna Occhipinti】
昨年、2011年に出会ったワインに思いを馳せてみる。
ワインを生業として30年を超える今にして、新しい出会いのなんと多い…
いや、一本毎に同じ銘柄、同じ年度でもその表情は異なっているようです。
素敵な彼女とのデートみたいに。
さて、昨年最も私の心を揺さぶったのはこの娘。
Cerasuolo di Vitoria '06 Arianna Occhipinti

イタリア、シチリアの一本です。
葡萄品種は、フラッパートにネーロダーヴォラ。

香りは…味わいは…
この娘について語るのは、恥ずかしい。
まあ、造り手『アリアンナ』をご覧下さい。

去年の暮れ、東京のイヴェントで御一緒させていただきました。
そのとき以来の『一目ぼれ』の『片道通行』ってな訳。
『しっかりした眉と目』そして『ちょっぴりのハスキーヴォイス』って
まさに私には『ど真ん中の直球、ストライク!』
あっさり見送り三振でしたがね…
おっと!いけねえ。ワインはどうした?
『子は親の鏡。親は子の鏡』
『ワインは造り手の鏡』ということで、チョン。
ワインを生業として30年を超える今にして、新しい出会いのなんと多い…
いや、一本毎に同じ銘柄、同じ年度でもその表情は異なっているようです。
素敵な彼女とのデートみたいに。
さて、昨年最も私の心を揺さぶったのはこの娘。
Cerasuolo di Vitoria '06 Arianna Occhipinti

イタリア、シチリアの一本です。
葡萄品種は、フラッパートにネーロダーヴォラ。

香りは…味わいは…
この娘について語るのは、恥ずかしい。
まあ、造り手『アリアンナ』をご覧下さい。

去年の暮れ、東京のイヴェントで御一緒させていただきました。
そのとき以来の『一目ぼれ』の『片道通行』ってな訳。
『しっかりした眉と目』そして『ちょっぴりのハスキーヴォイス』って
まさに私には『ど真ん中の直球、ストライク!』
あっさり見送り三振でしたがね…
おっと!いけねえ。ワインはどうした?
『子は親の鏡。親は子の鏡』
『ワインは造り手の鏡』ということで、チョン。