夜な夜なワイン ~ときどきジャズ~
丸の内「エスカール アビタ」 オーナー・ソムリエの徒然
本日は晴天なり <IL VEI Bianco>
しかーし、こんなに暑くとも、これだけどっ晴れなら潔し。
駅前の葡萄も、だいぶ実が入って元気。
太陽タップリ浴びて嬉しそう。

後は色付くのを待つのみ。
さてお勧めワインにいきますか。
今日はイタリア自然派の爽やかな白。
エミリアロマーニャの「IL Vei」が再入荷。

フレッシュ感あふれる、ぐびぐびイケるやつです。
グラスで¥700 とお気軽。
マグナム瓶(1500ml)ですので、大勢様の場合は
そのままドカンといきましょね!
幻想 <Ilusion>
この暑さに後押しされたのか、
わが家の「ハイビスカス」がようやく咲きはじめました。
私、南国を想わせるこの花が好きです。

あ~奄美に行きた~い!
この間行ったばかりなのにね。
思いを馳せると、潮の香りと波の音と幻影が脳裏に写る真夏日の朝。
さて今夜のお勧めワインは?
その名も『幻想』ILUSION(イルシオン)
Vina Ilusion 'O8 Rioja ¥4500

スペイン、の銘醸地リオハの自然派ワインです。
赤い果実の香り。とても柔らかな味わい。
だからといって、ヘニャヘニャではござんせん。
「イリュージョン」と言うよりは「ノスタルジック」。
ほっとするような、懐かしさが込み上げて来るような…
そんなワインなのです。
さて、これは私もまだ試しておらず、あるすじからの情報ですが…
開栓ご二日経過すると、高級ワインに化けるとか?
これが真ならまさに「Ilusion」
明日は天気になってね Le Puits
連日ジメジメに、喜んでいるのは紫陽花かカエルくらいなものでしょうか?
今日は、間違えてシャルドネを開けずに、
(前回の教訓を活かして)
ソーヴィニオン・ブランにしましょね。
それも酸味の美しいロワール産に

LE PUITS(2010) LES VINS CONTES
ル・ピュイ レヴァンコンテ ¥5200

PS;表に出てみたら意外にも爽やか…

[真夜中のテイスティング] Bimbadgen Chardonney 2009
蒸し暑さに、白を身体が欲しがる。
普段ならサラリとしたワイン。
ソーヴィニヨン・ブランか、リースリングを抜くとこだが、
何故か、オーストラリアのシャルドネを

ポンと開けてしまった。(実際はスクリューなのでポンとは言いませんでしたが…)
レモンイエローの液体は、オレンジの香りを揮発している。
アカシアの蜂蜜をも連想させるこのワインは、
綺麗な膨らみをみせる酸味と、若干の樽の香りと共に、
あっという間に、口腔内にミネラルとアルコールを、
即ち強いパワーを送り込んできた。
「いいんじゃあないかい?」と自らに問いかけた。
「パワー不足の私にも、負けずに頑張れそうだ」
「ニューワールドのパワーに勝って、エネルギーちょうだいしちゃいましょうね」
「そうだね、明日は元気なりそうだ!」