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こりゃまたビックリ!

前回に引き続き、ロワールの白を御紹介。
この手の自然派は良くも悪くも、造り手さん『自家用ワイン』的味わい。
それが・・・なんですよ! の第二弾。

飲んでビックリ、やわらかーくも、上品な「ムニュ・ピノー」。
酸がとても伸びやか、非常にクリーン。
しかもコストパフォーマンスバッチリとくれば、お勧めしないわけにはいきません。

Mene Pineau '09 Un Saumon dans la Loire
 ムニュ・ピノー アン・ソーモン・ダン・ラ・ロワール ¥4,200
ソーモンMP

造り手『フランツ・ソーモン』はロワールで、
結構名のとおったお方。
彼のワインは人気が高く、リリースと共に売り切れ状態らしい。
それで始めたのがこの『アン・ソーモン・ダン・ラ・ロワール』
BIOの葡萄を買って醸造した、ネゴシアン物です。

素晴らしい!のはうれしいけど・・・
会社の名は何?『ロワール川の鮭』とは何ぞや!

ファミリー・ネームが本当に『SAUMON』なの?
御本人に直接聞いてみたいところです。

舟遊びと洒落たいところ

連日の猛暑。最低気温でも25℃越え。
冷房嫌いのわたしでも、スチッチを入れるか?と迷う夢うつつの早朝、
カヤックに乗って、アメンボのようにスイスイと海原を・・・そして
はっと起きたら、汗びっしょりで「暑~い」。

さてさて、こう暑くっちゃ今日も白ワインかな?
では、"カヤック"を"ゴンドラ"に替えて『舟遊び』
ゴンドール0
VdF Tetes de Gondoles '08 Chaut et Prodiges
テート・ド・ゴンドール シャウ・エ・プロティージュ ¥5,000

Tetes(ゴンドラ)de(~の)Gondoles(ゴンドラ);ゴンドラの舳先。
これがワインの何を表しているのか?どういう意味なのか?不明。

ドメーヌ名(造り手の名前)からして不明。
『アナグラム;Anagrame』のようで・・・
綴りを替えたり、複数の単語を合体させたり。
フランス人はこんな洒落が好きですね。特に自然派の方には多い。

ゴンドール2

葡萄はシュナンブラン100%。
普通シュナン・ブランといえば、
「無粋な太い酸味がど~っ、ミネラル感でシュ~」ってな感じですが。
この子はとても品が宜しい。
繊細ともいえる程よい酸。たっぷりした感じがあるのに柔らかい。実に良い!

今年不惑の40歳を迎えるオーナー『グレゴリー・ルクレール』
この葡萄を、じっくり、ゆっくり、自然に任せて(委ねて)造っているそうで、
他の生産者が「そろそろ2009年をリリースしようか・・・」という時に、
やっとこ2008年をリリース。
残糖がないはずなのにほのかに感じる甘味もしくは熟れた果実?蜂蜜?
なのは、ゆったり・・・のんびり。
ゴンドラが音もなく水面を滑っていくように。

そうそう「江戸の夏の夜」といえば、船を出しで夕涼み。
花火でも上りゃー「タマヤ~!」てなもんですなあ。

水遊びのお話で、少しは涼しくなりましたかな?

日差しが痛い =梅雨明けて=

「今年はなかなかあけないなあ・・・」と思った梅雨が先週やっとあけた。
それでも関東地方は平年より3日早いとのこと。
夏空が広がった、海の日を含む3連休。皆様お出かけでしたか?
しかし、最高気温35℃とは、お天道様が痛い!

そんな日には『柚子胡椒』
とり柚子
鶏モモ肉のグリル 柚子胡椒風味 ¥1,350
皮をパリッと焼いたモモ肉に、ネギをたっぷり。
そして柚子胡椒をのせれば、夏バテ気味の貴方の胃袋を活性化してくれます。

さて、アビタの柚子胡椒は一味、二味違います。
爽やかな香り高く、辛味はほどほど。
この柚子胡椒を作って頂いているのは、
大分県の山奥の名勝地『耶馬溪』。
更に奥にある『深耶馬溪』にある、
『茶屋 一ツ家』さんです。
私は伺ったことがないのですが、話に聞くと、
『とろろそば』と『山菜そば』がおいしく、
食事をされた方は、自家用の温泉にも入れるそうです。
観光等で『耶馬溪』に行かれる方は是非、お寄りくださいませ。

さて、「鶏柚子胡椒」に合わせるワインは・・・
優しい味わい、「猿のマーク」のこちら、
クランツ
Kranz Riesling Halbtrocken QbA Pfalz(1L)
クランツ リースリング ハルプトロッケン プファルツ ¥5,300

「 Halbtrocken;ハルプトロッケン」とは「半辛口」。
言い換えれば「やや甘い」ということですが、
「甘い!」という感じではありません。
あくまでハンナリ、ピリッと柚子胡椒にバッチリあいます!
しかも1リットル入り。ゴクゴクいけます。
産地はドイツの主要都市より、アルザスの方が近い南プファルツ、イルベスハイム村。
南プファルツでは昔から各村にニックネーム(シンボル)ついており、
動物や虫、植物など様々ですが、
イルベスハイム村のシンボルは「お猿さん」
「猿」はドイツにいましたっけ?シンボルの意味は無いようですし・・・?
まあ、おいしけりゃ、ど~でもいいことかも?

8/2(月)NZより 『ペガサスベイ』来アビタ!!

NZ国旗2ニュージーランド、南島ワイパラ
老舗ワイナリー「ペガサスベイ」より、

ドナルドソン・ファミリー三兄弟の次男,エドワード氏来日。

8/2(月)アビタにエドワード氏を招き
 あやしいワイン会SP『ペガサスベイの夕べ』を開催します。

ペガサスベイの素晴らしいワインを、白3種、赤2種、そして極甘1種。
アビタのお料理と共に、たっぷり楽しんでいただきます。

畑やワイナリーの様子、ワインに対しての考え方、などなど・・・
直接ワイナリーの方からお話が聞けるという、格好の機会です。
もちろん、NZの日ごろの生活や文化についても直接聞くことが出来ます。
是非この機会を逃さず、皆様お誘い合わせの上御参加ください。
(人数限定の予約制ですので、お早めに御連絡くださいませ)
NZワイン地図

<テイスティングワイン(予定)>
メイン・ディヴァイド・ワイパラ・ピノ・グリ '09
ペガサス・ベイ・リースリング '08
ペガサス・ベイ・ソーヴィニヨン・ブラン・セミヨン '08
メイン・ディヴァイド・ピノ・ノワール '08
ペガサス・ベイ・ピノ・ノワール '07
ペガサス・ベイ・アンコール・ノーブル・リースリング

Pegasus Bay / ペガサス・ベイ
ワイパラの自然との競演で、数々の名作を生み出すワイナリー。
クライストチャーチから車で30分ほどの場所にあるワイパラ地域のワイナリー。
1970年代にドナルドソン氏によって設立されたこの地域では老舗の生産者。
栽培はサステイナブル農法にて、環境にやさしい栽培を心がけて居る。
ワイパラ・ヴァレーは、ぶどうの開花時期に強い風が吹き荒れることが多く、
ブドウの受粉が難しいため自然に収量が落ち、果実は並外れて凝縮する。
力強い味わいの背後にはミネラルと酸味がしっかりと存在し、
味わいをまとめあげ洗練されたものになる。
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アビタ「あやしいワイン会」スペシャル企画!
『NZ・ペガサスベイ・ワインの夕べ』
 =エドワード・ドナルドソンを囲んで=
 
日時 ; 8月2日(月) 19:00 スタート (21:00迄の予定です)
会費 ; 8,000円 (ワイン、お料理、税含む)
       *当日現金にてお支払いください
場所 ; エスカール アビタ escale Habitat
千代田区丸の内1-2-1 東京海上日動ビルB1
       TEL 03-5221-8875

申し込み方法 ; アビタ味岡までメールにて申し込みくださいませ。
申し込みはこちらへ ; escale-habitat@jazz.odn.ne.jp
    (お客様の御都合によっては、お電話での予約も承ります)

A votre santé ! 貴方の健康に乾杯

なんと!
フランス、南ローヌの素晴らしい造り手「カッサン」のワインが、
現行のヴィンテージで・・・終わり・・・飲めなくなってしまいます。

<Dm.Cassan> ドメーヌ・カッサン
Côtes du Rhône Blanc Cuvée St.Christophe '07
 コート・デュ・ローヌ ブラン キュヴェ・サン・クリストフ ¥5,500
Beaumes de Venise Cuvée St.Christophe '06
 ボーム・ド・ヴニーズ キュヴェ・サン・クリストフ ¥6,000
カッサン

理由は、「カッサン」当主、「ジェラール・パイエ」が健康上の問題で引退。
畑も売ってしまうとのこと。残念でなりません。

「カッサン」は1970年にジェラールの義父がブドウ畑を買い、醸造所を作ったことに始まります。
その後1996年引き継いでいました。

カッサン2カッサンMAP







美しい自然に包まれた、海抜300メートルの畑から素晴らしいワインたちは生まれてきました。

白は、グルナッシュ・ブラン30%、ルーサンヌ30%、クレレット30%、ヴィオニエ10%。
以前テイスティングしたときは、硬さが目立ち、ミネラル感がありすぎな
キシキシ、シューシュー でしたが、ジェラールの引退に花をそえるように、
美しく開花 フレッシュで薫り高いワインになっています。

赤は流石!としかいえません。香りも味わいも、密度が濃いイメージ。
パワーがあるけど、重過ぎない。良い感じ

皆様に是非飲んでいただきたいので、お値段も抑えて御提供!

私もグラスを持って、
「今後のジェラールの健康を祈願して・・・」
「健康に乾杯!santé !」
カッサン1