『亭主の好きな赤烏帽子』ならぬ・・・

『店主の好きな赤ワイン』入荷!
シャルヴァンR
人間みな(生き物はみな かな?)好き嫌いがあるわけでして、
Aさんに「これ旨いね!」と言われても、Bさんには「美味しくない!」と感じることはあるはずで・・・
でも気の弱い、あるいは後輩(部下)のBさんは「美味しいですね!」といわざるを得ない。
とくに、日本人にはこの傾向ありありですね。
せめて「アビタ」にいらしたときには、是非思うがまま、感じたままをを表現して欲しい。
ほんとうにそう思っている、店主「Ajioka」です。

さて、今回入ってきましたワインでありますが、
この娘、私の「LOVER」なんです。
「何で恋人なのよ」って?野暮なことお聞きんなっちゃあいけませんぜ。
このワインは・・・と私が語ったところで『ファン』の評価なんて当てになりませんよね~

私と同じ『赤烏帽子』をかぶろう!とおっしゃる、奇特な方にのみお分けします(ちょっとウソです)。
2007年は、Good Vintage。まずかろうはずはありません。

Côtes du Rhône '07 Dm.Charvin
コート・デュ・ローヌ ドメーヌ・シャルヴァン
シャルヴァン


一緒に兄弟たちもやってきました。
左側が弟分のヴァン・ド・ペイ
Voisin VdP de la Principaute d'Orange
 ヴォワザン VDP・ド・ラ・プランスィポテ・ドランジュ ¥5,000
メルロとグルナッシュが半分ずつ。「ヴォアザン」とは隣人の意。
このワインのインポーター社長「ジェームス」の家から「シャルヴァン」まで車で15分。
田舎にとっちゃあ、ほんのお隣ってこと。

右は、知っている人は知っている。知らない人も結構多い、泣く子も黙る『ヌフデュパプ』。
Chateauneuf-du-Pape
シャトーヌフ・デュ・パプ ¥12,000
こちらはすぐでなく、もう少し寝かせてから飲んだほうがいいですよね。

真っ暗じゃあござんせんか

2/19(金)13:10頃より
 「東京海上日動ビル新館が」停電になりました。

停電
当然、アビタも真っ暗け。まだお食事をされている途中のお客様は、
蝋燭と懐中電灯で・・・「キャンプに来ているみたい!」の声も。

この停電、照明用の電気が来るまで数時間。
その後も、換気(厨房ダクトも含め)や冷蔵庫の電源は回復せず、
結局夜の営業は出来ないこととなってしまいました。

御予約されておりました大勢の方に、ビルの管理の問題ではありますが、
多大なる御迷惑をお掛けいたしました。
誠に申し訳ございません。

ほとんどの方に、御連絡が取れましたが、間に合わなかったお客様も少々。
しかし、お怒りになっても仕方ない状況にもかかわらず、
どのお客様からも「たいへんだねえと」当店の心配ばかりを頂きました。
「当店のお客様は、本当に心広く温かい方ばかりだ」とスタッフ一同、
感謝と感動を頂きました。ありがとうございます。

土日の復旧作業により、22日月曜より通常の営業を再開しております。

変わらぬ御利用、御贔屓を賜れますよう、よろしくお願い申し上げます。

エスカール・アビタ 店主 味岡曉古

『491Street』 The Soul Meeting

2/17(水)本日発売!!
491street
アビタでお馴染み! 我らが高嶋 宏(guitar)さん率いるソウルフルなバンド
その名も『The Soul Meeting』のNEW CDが本日発売になリます。

毎月4年以上に渡り、アビタで演奏していただいているにもかかわらず、
聴くたびに驚かされるそのグルーブ感が、レギュラー・メンバーとの演奏によりますます上昇!
心の臓を揺さぶるような、ファンキー・ギターが冴え渡ります。
「Qいしかわ」さんのテナーは歌い、吉岡さんの太鼓がうねり、西川さんのハモンドが心地よく・・・
更に、アビタの歌姫『浅田 尚美』さんもspecial guestとしてソウルフルな歌声を披露しています。
もちろん息もピッタリ。
懐かしいソウルナンバーがピックアップされており、何度聴いても楽しめるアルバムになっていると思います。
是非お買い求め頂き、ご愛聴されますようお願い致します。

491Street491Street
(2010/02/17)
高嶋宏&ザ・ソウルミーティング浅田尚美

商品詳細を見る


<余談>
しかし高嶋さん、本当にギターが好きなんですね~
尊敬の念を籠めて「ギター小僧」と呼ばせていただきたいなあ。

やってきた 桜 さくら

まだ春早きこの季節。
真っ先に桜を咲かせてくれるのが、このオーストラリアワイン。
Windowrie SAKURA Shiraz '07 Cowra
 ウィンダウリー さくら・シラーズ カウラ、ニューサウスウェールズ ¥7,000

さくらシラーズ2

毎年というわけではなく、良いヴィンテージにのみ造られる、オーストラリアの赤ワインです。
これまでに造られたのは、1996、1998,1999,2003、2005 の五回。
2007年が6回目の『桜咲く』になります。

この『桜ラベル』にはニューサウスウェールズ州・カウラ地区の悲しい歴史と関わっています。
第二次世界大戦中カウラのには捕虜になっていた日本兵が多数居りました。
食事も充分に与えられ、相撲、野球などレクレーションさえもおこなったと言う、捕虜としては高待遇。
しかし1944年、1104人の日本人捕虜が一斉に蜂起、脱走を企てるという事件がありました。
脱走当時、捕虜たちが手にしていたものは、野球のバット、そのへんで拾った木の棒、
それに食事のときに配られたフォークやナイフなど、ほぼ丸腰。
陸軍大将・東条英機が唱えた「戦陣訓」の一説「生きて虜囚の辱めを受けず」の決意の基、
生きるための脱走ではなく、死を選ぶ為の脱走をしたのです。
暴動の結果は、日本側の死者231人、負傷者108人、オーストラリア側の死者4人。
もちろん、脱走成功者はあるはずがありません。
カウラの人々は事件で命を落としてしまった日本兵を手厚く葬り、日本との友好関係を深めるために
本格的な日本庭園や日本文化センターを作りました。
さらには日本人墓地から日本庭園までの5kmの間に約2000本の桜を植え、
毎年桜祭り(10月頃)が行われるようになったのです。
国際理解を象徴する並木道としての桜。この桜をモチーフにしたのがウッドブロック・サクラシラーズのラベルです。
(作家・山田真美氏の作品を基に書かせていただいたものです。)

このような悲劇が、二度と起きませぬよう・・・
戦後生まれの我々も、しっかり胸に刻んで置かねばならないことです。

さくらシラーズ3
 
 さてこのワインですが、
 「桜の花」の可憐な、はかない印象とは裏腹に、
 充分に熟した果実のニュアンス。
 ぼけた感じのない、きりっとした、骨格のしっかりした赤ワインです。
 酸もしっかり。熟成にも耐えうるポテンシャルを持っています。
 
 「でも」・・・「でも」ですよ
 今飲んでも「美味しい~」

 限定商品に付き、少量(1ケース)の入荷です。
 
 春を待たずに、少ししんみりと、
じっくりと飲みたいワインです。

 「世界中が平和で、幸せでありますように」
 と祈りながら。

春~は~はよから?って 早すぎ!

ですよね。昨晩は東京でも結構降りました雪。
今日も風が冷たく、「床屋さん」はまだまだ穴の中でしょう。
というわけで、『カニ』ワインの御紹介。

Bergstrorm O Riesling '08, Willamette Valley, Oregon
 ベルグストロム リースリング ウィラメット・ヴァレー オレゴン ¥5,500

ベルグストロムO2
ベルグストロム
なぜか、楽しげに歌っているような、赤いカニが1匹。

あとは何もなし。

このエチケット、個人的には、ちょいとはまっています。

しかし、なんでカニの絵? とたずねると。

意味はなし。
「カニに合うワインだよ」という訳でもなければ、
「造り手がかに座で…」という訳でもない。

単に BERGSTROEM
の『O』をモチーフにデザインしただけだとさ。
(注;Oは上に点々「・・」の付いたもの。このブログでは表記されないようなので略してあります)

しかし「なーんだ」というなかれ!

『ベルグストロム』は米国ではまだまだ少数派の『バイオダイナミック』を実践する
自然派の造り手です。(以外にアメリカは基準が厳しいと聞いています)
彼らのワインは、凝縮感がありながら、きれいで、ミネラル感満載。
ヨーロッパ的オレゴンワインと言っても良いかも知れません。

さて「カニのワイン」ですが、これは彼らの造る『リースリング』のセカンドワイン。
2008年は収穫量に恵まれたために造ったそうです。

セカンドとは言っても、そこは『ベルグストロム』。
通常のキュヴェよりも、凝縮感は劣りますが、滑らかで優しい酸。
飲んでいくうちに、じわりと来る旨味と、味わいのベースに流れるミネラル感。
美味しいと、言わざるを得ません。
しかもこの価格。飲んで損はさせません!お試しアレ!

ベルグストロムO