夜な夜なワイン ~ときどきジャズ~
丸の内「エスカール アビタ」 オーナー・ソムリエの徒然
フランスで活躍する日本人
近頃、ワイン造りにおいて、世界で活躍する日本人が増えているようです。
フランスでも、昨日お勧めのJLFにも登場した、
ボア・ルカ(ロワール)の新井順子さん。
クロ・レオ(ボルドー)の篠原麗雄。さん。
グランド・コリーヌ(ローヌ)の大岡弘武さんなどなど。
アビタでも、彼らのワインを以前より積極的に御紹介しています。
だって、美味しいんですもん!
さて今回はブルゴーニュで頑張っていらっしゃるこちら、
ルー・デュモンの仲田晃司さんがかかわる美味しいワインの御紹介。

Bourgogne Rouge Courtiers Selections '01 Lou Dumont
ブルゴーニュ・ルージュ クルティエ・セレクション ルー・デュモン ¥5,500
仲田さん率いる、ルーデュモンは、パワーのあるワインを生み出すことで注目を浴びていますが、
このワインは仲田さんが造ったのではありません。
クルティエ(仲介人)・セレクション(選んだ)とあるように、
ワインの造り手と買い手を仲介する、言わばブローカー的な人が、
チョイスしたワインをルーデュモンが再度確認。
良い物だけを、責任を持って日本に輸出する。というワインです。
少しオレンジがかった色調のルビー色。
香りのトーンは穏やかにたっぷり。干した果実(アンズ)を連想させます。
味わいも滑らか、するりと喉を通過してしまいそう。
今が飲み頃。この価格は、超お得と思われます。
何故、このヴィンテージがこの状態でこの価格?
まあ飲んでみてください!
フランスでも、昨日お勧めのJLFにも登場した、
ボア・ルカ(ロワール)の新井順子さん。
クロ・レオ(ボルドー)の篠原麗雄。さん。
グランド・コリーヌ(ローヌ)の大岡弘武さんなどなど。
アビタでも、彼らのワインを以前より積極的に御紹介しています。
だって、美味しいんですもん!
さて今回はブルゴーニュで頑張っていらっしゃるこちら、
ルー・デュモンの仲田晃司さんがかかわる美味しいワインの御紹介。


ブルゴーニュ・ルージュ クルティエ・セレクション ルー・デュモン ¥5,500
仲田さん率いる、ルーデュモンは、パワーのあるワインを生み出すことで注目を浴びていますが、
このワインは仲田さんが造ったのではありません。
クルティエ(仲介人)・セレクション(選んだ)とあるように、
ワインの造り手と買い手を仲介する、言わばブローカー的な人が、
チョイスしたワインをルーデュモンが再度確認。
良い物だけを、責任を持って日本に輸出する。というワインです。
少しオレンジがかった色調のルビー色。
香りのトーンは穏やかにたっぷり。干した果実(アンズ)を連想させます。
味わいも滑らか、するりと喉を通過してしまいそう。
今が飲み頃。この価格は、超お得と思われます。
何故、このヴィンテージがこの状態でこの価格?
まあ飲んでみてください!
鍋ははコトコトと


月曜の台風も去り、昨日今日との、連続秋晴れ。
清清しい中、厨房の鍋はコトコトと、羊を煮込んでおります。
「ん? 今日はナヴァラン?」
「ナヴァランって、春の料理じゃなあい? そう、ナヴァラン・プランタニエール(春)」
「煮込みが食べたい季節だし、蕪が旨いからですよ」
料理名、ナヴァランの由来は、蕪(フランス語でnavetナヴェ)を一緒に煮込むからと言う説と、
1827年ギリシャのナヴァランで仏・英・露の連合艦隊が
トルコ・エジプト艦隊に勝利したことを記念してというものがあるとか。
食べる側としては、まあどっちでもよろしいのではありますが・・・
では、これに併せて、赤ワインかな。
重過ぎないがいいなあ・・・

ジェー・エル・エフ ナンバー・ワン フォン・シプレ ¥5,000

南仏コルヴィエールのカリニャン100%のワインです。
紫色の果実を連想させる、グルナッシュより可愛らしく、
赤い果実を連想させるワインになるブドウです。
JLFとはなんぞや?
JLFの “J” はジュンコのJ。
“L”は畑(シャトー・フォン・シプレ)のオーナーのLaetitia(レティシャ)、
そして、“F”はご存じか?Frederic(フレデリック)
ボワルカの新井順子さんとシャソルネのフレデリック・コサールさん、
南仏フォンシプレのレティシャさんの三人のコラボレーション。てなワインです。
味わい深すぎず、浅すぎず。重すぎず軽すぎず。
美味しいワインであります!
実りの秋 大古の記憶

秋も深まり、御近所の庭の柿がオレンジに色付き、
甘いもの嫌いの私の目と大脳をもってしても、
食欲が湧き出てくるのは、遠い御先祖様からの記憶?
「ホモサピエンス」になる遥か前。
森林の中に住む、小さな哺乳類だったころは主に果実食だったそうで、
現代の私たちでも、赤やオレンジ、黄色のものを見ると熟成した果実を連想。
「美味しそう」となるのはその名残だとか・・・・
神社の裏には、もう1種類の果実がなっています。

カリンです。のど飴に入っているあれです。
果肉は硬く、そのままでは食べられないそうです。
砂糖漬けにすると、柔らかくなるそう。果実酒にもします。

しかしまあ、
たくさん生っていること・・・
この実を収穫するのは?
その人、きっと
「カリン酒」にするなあ・・
できることなら、一升瓶
いや、四合瓶1本でいい
わけてくれないかしら。
これから乾燥してくると
喉が弱い私は、
「ゴホン・・ゴホン」。
カリン酒は咳を収めてくれるでしょうから。
お願いします。
それにしても「腹がへった!」
No2 と 第3弾 ワインとキノコ続編


VdT Seclet No.2 ('06) Frederic Cossard
ヴァンドターブル セクレ・ニュメロ・ドゥー フレデリック・コサール ¥5,500
フレデリックコサールといえば、自然派、ビオワインで名を馳せる造り手。
「全ては自然のままに・・・」といった方ですが、こいつは?
ある造り手(有名らしい)が、おそらくビオに移行する過程で造った、
ブルゴーニュのピノ・ノワール(ヴォーヌロマネとの噂)を、
SO2無添加で詰めようと思ったらしいのですが、どうも心配で・・・・
そこで、フレデリックが買い上げ、自分のドメーヌ、「シャッソルネイ」のブルゴーニュを、
20%混ぜて仕上げたワインらしいのです。
だからかな?N02.
「シャッソルネイ」のあの圧倒的な香りにはかなわないものの、
やはりさすがフレデリック。するりとした喉越しは素敵。
充分に楽しめます。
そこで、今日のお相手は・・・キノコ第三弾!


先週の「カルドンチェッリ」より、香りが優秀。
歯ざわりもしこしこ。たっぷり食べたいなってほど旨いです。
シンプルにバターソテーだな!に決定。
白神 あわび茸のバターソテー ¥1,200
国産恐るべし。
朝の憂鬱


台風一過の青空に、オレンジ色の花弁を十字に開いた。
と書けば「今日は気分が甚だよろしい!」
と続きそうですが、そうはいきません。
緑のじゅうたんに、小さな橙色のお花の刺繍を施したようで、可愛らしいのではありますが・・・
「香り」が・・・というより「匂い」・・・というより「臭い」がちょっと苦手な私。
その「臭い」は鼻腔から侵入し、脳髄を混乱させます。
でもちょっとまてよ? 強い花の香りでも、「沈丁花(ジンチョウゲ)」や「梔子(クチナシ)」は好き。
金木犀だけ、昔から嫌いだったのか知らん?
きっと、何処ぞの個室(はっきり言えばトイレ)の芳香剤が流行ってからだ!

木犀に悪気はないよね。ごめんなさい。
そういえば白い花の「ギンモクセイ」もありますよね。
ところで、「木犀」って何よ。どんな意味?
その堅い木肌が犀(動物のサイ)の硬い肌に似ているからなんだってさ。
「白サイ」「黒サイ」は知っていますけど、「金サイ」「銀サイ」とは・・・
きんさん、ぎんさんみたいで、こりゃ縁起がいい! かも。
と慰めても、その臭いはしばらくの間、私を悩ませることとなります。
せっかく撮った写真も電線入りで・・・ああ悲しい・・・鬱々・・・