夜な夜なワイン ~ときどきジャズ~
丸の内「エスカール アビタ」 オーナー・ソムリエの徒然
南イタリアプーリアからの秋


イタリアはプーリア州から、やってきました「カルドンチェッリ」。
アビタ初お目見えです。
インポーターさんの触れ込みは「幻のきのこ」。
箱を開けてみると見た目は「椎茸」。香りはほのかに。
大丈夫なの?と疑心難儀に。
早速お味見タイム。ソテーしてみると・・・・
はんなり、土の香りに、しゃきっとした歯ごたえ、後から滋味がじゅーわーっと。
この香りと、歯ごたえを生かすため、フリットにして凝縮感をアップさせましょう。
ということで、今日のメニューは
カルドンチェッリのフリット ¥1350
ワインは同じイタリアの、プリミティーヴォかなあ?
スペインのテンプラニージョの方がいいか。
まさかですが「フリット=洋風てんぷら」だから「テンプラニージョ」といった、
誠に幼稚な語呂合わせでは・・・・ないと思います。
その理由(わけ)は、御来店の際“あやしいSOMMELIER”に聞いてみてくださいな。
幸せな季節が・・・到来


いよいよ今日から10月。待ちに待った10月です。
何故かと言えば、今日から殻付き牡蠣が入ってくるのです!
届いた牡蠣は、岩手南部、陸前高田の広田産。
初物ということで、早速味見を・・・えへへ・・・
「O~PEN」てなわけで、覗いてみると。
良いじゃありませんか。
プリットした瑞々しきその姿♡

以外に水温が低かったのか? この時期にしては、例年より肥えています。
ワインものんじゃおうかなあ・・・さてどれがいいかしらん?
「これこれ。こいつがいいんじゃなあい。酸があるし、スッキリとしてるし。」
「やっぱり、ロワールのソーヴィニオン・ブランだよね。」

ヴァンドペイ・ド・ロワール ソーヴィニオン ドメーヌ・デュ・ムーラン ¥3,900

牡蠣にはシャブリが定番ではありますが、
個人的には、ソーヴィニオンのきれいな酸と、ハーヴ的青い香りの方がBETTER。
左の手に、蝶番を向こうに牡蠣を持ち、
身おばツルッと口の中に放り込み、さらに殻に残ったJus(ジュ;汁)を流し込み。
咀嚼すること数回・・・口腔内には広田湾の海が「ザブーン」。さらに咀嚼。
ごくりと行ったら、空かさず件のSBを30cc程流し込み・・・・「旨い!」
と叫べば、MISSION終了。
これなら、1ダース。いえいえ2ダース以上はいけちゃうなあ・・・
「自分用に1箱買って来よう」とは、当然の成り行き。